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CAD利用技術者試験1級・三次元CAD利用技術者試験1級

CAD利用技術者試験は、CADシステムの操作や設計・製図業務に必要な知識を問うもので、これまでに40万人以上が受験し、わが国有数の技術系認定試験として広く認知されています。機械制御システム科では、図面の読解力、製図規格、ネットワークに関する基礎知識は、設計以外の仕事に就く生徒にとっても必要不可欠な知識であることから、技術系の資格として 2級を取得目標とし取り組んでいます。1級 および 三次元CAD利用技術者試験については希望者のみの受験とし、放課後等を利用し試験対策を行い試験に臨みました。CAD利用技術者試験(機械1級)および 3次元CAD利用技術者試験1級に合格した 機械制御システム科2年 H さんの 喜びの声を掲載します。

 機械関連の技術・知識を習得しものづくりの仕事に就くため技術学校に入校しました。取得できる資格は、すべて取得しようと取り組み、CAD関連の資格では、まずCADトレース技能照査 中級、CAD利用技術者試験2級、3次元CAD利用技術者試験2級を取得し、1級の受験に備えました。
 
 CAD利用技術者試験1級の試験時間は 80分ですが、時間的に厳しく、時間配分を考え、いかに効率よく解答するかが重要でした。また、合格基準は、70%ですが、学科・実技それぞれ50%以上という縛りあります。
 自分としては、三次元CADの方が得意なので、二次元CAD試験であるCAD利用技術者試験 1級の方が難しく感じました。試験は4問で、1問が学科、3問が実技試験となっており、実技は 1問が難しく合格できるか心配でした。合格通知が届いたときは、本当に嬉しかったですが、ほっとした気持ちもしました。
 
 3次元CAD利用技術者試験 1級の試験時間は、 120分ですがこれも時間的に厳しいのでてきぱきと仕上げていくことが大切です。また、合格基準は70%ですが各設問 50%以上という縛りが厳しく感じました。予定通り時間内に解答でき満足できる出来栄えで、無事合格することができました。
 
 卒業後は、機械メーカに就職が決まっており、製造現場の経験を積んだ後、技術部に配属になります。学校で学んだ技術を活かし、必要とされる技術者になれるよう、これから一層努力していきたいと思います。

社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)が行なっている、CADの利用技術を認定する資格試験です。
2級試験は、CADシステムを利用し、主として製図業務に従事し、半年以上の実務経験を有する者を想定されており、コンピュータの知識、CADシステムの知識、製図の知識,図形の知識などに関する筆記試験です。2級合格は1級試験の受験資格となっています。
1級試験は、CADシステムを利用し、主として設計・製図業務に従事し、1年以上の実務経験を有する者を想定し実施されています。 CADシステムを操作できるだけではなく、設計の補助業務を担い、将来、設計者やオペレーターの管理業務をめざす方を合格者像としています。