CAD利用技術者試験※は、CADシステムの操作や設計・製図業務に必要な知識を問うもので、これまでに40万人以上が受験し、わが国有数の技術系認定試験として広く認知されています。
機械制御システム科では、図面の読解力、製図規格、ネットワークに関する基礎知識は、設計以外の仕事に就く生徒にとっても必要不可欠な知識であることから、技術系の資格として 2級を取得目標とし取り組んでいます。
1級 および 三次元CAD利用技術者試験については希望者のみの受験とし、放課後等を利用し試験対策を行っています。
平成25年度は、2名がCAD利用技術者試験(機械1級)および 3次元CAD利用技術者試験準1級に挑戦し、全員合格しました。
◆S さんの 喜びの声を掲載します。
機械関連の技術・知識を習得し、設計業務に就きたいと思い技術学校に入校しました。
学校で取得可能な CAD関連の資格には、CAD利用技術者試験と、3次元CAD利用技術者試験があり、CAD利用技術者試験は1級、3次元CAD利用技術者試験は準一級の取得を目標にしました。受験するためには、2級の取得が必須であるので、まず2級の勉強から始めました。実技試験は、図面を見て頭で形を想像すること、そしてCADソフトの操作が早くできることが大切なので、練習問題を解きながら時間をかけて練習し試験に臨みましたました。
3次元CADの試験は、余裕をもって解答でき自信がありましたが、2次元CADの方は、時間不足で全て描くことはできず、また試験後単純なミスに気づきダメだと思っていたので、どちらの試験も無事合格することができ本当に嬉しかったです。
4月からは、圧力容器、プラント設備を設計する仕事に就くことが決まっており、学校で学んだ技術・資格を活かし、少しでも早く一人前の設計技師になれるよう頑張っていきます。
※社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)が行なっている、CADの利用技術を認定する資格試験です。 2級試験は、CADシステムを利用し、主として製図業務に従事し、半年以上の実務経験を有する者を想定されており、コンピュータの知識、CADシステムの知識、製図の知識,図形の知識などに関する筆記試験です。2級合格は1級試験の受験資格となっています。 1級試験は、CADシステムを利用し、主として設計・製図業務に従事し、1年以上の実務経験を有する者を想定し実施されています。 CADシステムを操作できるだけではなく、設計の補助業務を担い、将来、設計者やオペレーターの管理業務をめざす方を合格者像としています。 |