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CAD利用技術者試験1級・三次元CAD利用技術者試験準1級       H29.2.23

 
 CAD利用技術者試験は、CADシステムの操作や設計・製図業務に必要な知識を問うもので、これまでに40万人以上が受験し、わが国有数の技術系認定試験として広く認知されています。
 機械制御システム科では、図面の読解力、製図規格、ネットワークに関する基礎知識は、設計以外の仕事に就く生徒にとっても必要不可欠な知識であることから、技術系の資格として 2級を取得目標とし取り組んでいます。
 1級 および 三次元CAD利用技術者試験については希望者のみの受験とし、放課後等を利用し試験対策を行っています。
 平成28年度は、2名がCAD利用技術者試験(機械1級)および 3次元CAD利用技術者試験準1級に挑戦し合格しました。


 機械制御システム科 2年生 N さんの 喜びの声
  機械関連の技術と知識を身に付けものづくりの仕事に就きたいと思い、技術学校に入校しました。入校当初は、漠然と機械関連というだけでその方向性は全く決めていませんでしたが、先生に幅広い技術を習得することにより職業選択の幅を広げる事ができると勧められ、CAD利用技術者試験を受験しようと思いました。CAD利用技術者試験には、2次元と3次元の検定があり、どちらも1級を受ける事を目標とし、特に時間をとりづらい実技試験の練習に力を入れてきました。3次元CADの方は、元々立体の構造を見る事が苦手で時間を多く設けて頂いたのですが、それでも時間が足らなくなったため準1級を受験する事にしました。
 2次元CADは操作が遅くて時間が足りずに全てを描けなかった事と図の見方が甘くていくつか線を描き忘れたので合格できるか少し心配でした。最終的にはどちらも無事合格できて良かったです。
 4月からは航空宇宙機の精密部品の製造する企業に就職が決まっており、CAD利用技術者試験の練習で鍛えた図面を読む力を仕事に活かしていきたいと思っています。
 
 機械制御システム科 2年生 H さんの 喜びの声
 就職に役立つ多くの資格が取得できるということから技術学校に入校した私ですが、資格の中でも特に重要視していたのがCAD検定でした。このCAD検定の取得は、設計の仕事に就くためというより、図面の高い読解力の証になると考えたからです。ものづくりは全て図面で指示されるので機械製図をしっかり理解できることはとても大切です。
 検定試験の感想は、CAD利用技術者試験1級は2次元CADの検定試験で、とても難しく感じました。放課後の検定対策の講習が終わるたびに合格できるのかと不安になるほど苦手意識があり、実際課題はできていませんでした。しかし、ある日コツをつかむことができ、試験中も少し躓くところがありましたが無事合格することができました。苦手なことでも努力し克服することは自信に繋がるので、挑戦して行くことはとても大切であると感じました。
 3次元CAD利用技術者試験の方はいつも授業とやっていることと変わりはなかったので、準一級はとても簡単に感じました。しかし1級は時間的にも厳しくレベルがまったく違うので、いつかは1級レベルの問題も難なく解けるぐらいのスキルを身に付けたいと思います。
 両検定試験を受験して自信をつけることができたので、就職先で自分のスキルをアピールして技術・技能の向上に励んでいきたいと思っています。


一般社団法人 コンピュータ教育振興協会が行なっている、CADの利用技術を認定する資格試験です。
2級試験は、CADシステムを利用し、主として製図業務に従事し、半年以上の実務経験を有する者を想定されており、コンピュータの知識、CADシステムの知識、製図の知識,図形の知識などに関する筆記試験です。2級合格は1級試験の受験資格となっています。
1級試験は、CADシステムを利用し、主として設計・製図業務に従事し、1年以上の実務経験を有する者を想定し実施されています。 CADシステムを操作できるだけではなく、設計の補助業務を担い、将来、設計者やオペレーターの管理業務をめざす方を合格者像としています。