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3次元CAD利用技術者試験 1級・準1級                      

  CAD利用技術者試験は、CADシステムの操作や設計・製図業務に必要な知識を問うもので、これまでに40万人以上が受験し、わが国有数の技術系認定試験として広く認知されています。
 機械制御システム科では、図面の読解力、製図規格、ネットワークに関する基礎知識は、設計以外の仕事に就く生徒にとっても必要不可欠な知識であることから、技術系の資格として 2級を取得目標とし取り組んでいます。
 1級 および 3次元CAD利用技術者試験については希望者のみの受験とし、放課後等を利用し試験対策を行っています。
 平成29年度は、2名が 3次元CAD利用技術者試験1級 および 準1級に、9名が同 2級に挑戦しました。残念ながら、2級は全員合格できませんでしたが、1級と準1級は2人とも合格することができました。

 機械制御システム科 2年生 飯田さんの 喜びの声
 ものづくりは、すべての指示が図面で行われるため、部品を加工、組み立て、3D CADでモデリングする際にも図面の読解力が必要で、製図の知識が重要です。普段の授業よりも更に深い知識を身に付けられ、3D CADの技術も証明できるため3次元CAD利用技術者試験を受験しました。2級は知識問題で、準1級は立体図面作成(実技)の試験内容でした。放課後、過去問題で出題された図形を繰り返し作成し、解読力や空間把握能力を鍛えていきました。準1級の内容はすぐには身につかない技術があり難しく感じましたが、過去問で学んだ内容を、次の過去問に活かすなど工夫し理解を深めていきました。検定で求められたレベルまで理解度が達しているかどうか不安が残りましたが、無事両方の検定に合格することができ、準1級では100点満点を取ることができました。
4月から試作品を製作する企業に就職が決まっており、自分が培った知識を生かして更なる技術の向上をめざし頑張っていきます。

 
 機械制御システム科 2年生今井さんの 喜びの声
 在校中取得可能な資格の中でも、ソフトウェア関連は特に取得したかったので、3次元CAD利用技術者試験1級を受験することにしましたが、1級の受験資格は2級有資格者であり併願受験となりました。2級は、情報関係の分野は得意だったのでそれ以外の範囲を勉強していきました。空間把握は得意でしたが1級の課題は時間的に厳しく、細かいところまで正確にモデリングする必要があるため合格できるか不安でしたが、できるだけ早く正確にモデリングできるよう繰り返し練習をしました。各設問 5割以上・総合 7割以上が合格基準であるため、解答する順番を変えたり、解答に必要な部分から先にモデリングするなど工夫し解答をしていきました。検定試験では時間が足らなくなりすべて解答することができませんでしたが、無事合格でき本当に良かったと思います。

一般社団法人 コンピュータ教育振興協会が行なっている、CADの利用技術を認定する資格試験です。
2級試験は、CADシステムを利用し、主として製図業務に従事し、半年以上の実務経験を有する者を想定されており、コンピュータの知識、CADシステムの知識、製図の知識,図形の知識などに関する筆記試験です。2級合格は1級試験の受験資格となっています。
1級試験は、CADシステムを利用し、主として設計・製図業務に従事し、1年以上の実務経験を有する者を想定し実施されています。 CADシステムを操作できるだけではなく、設計の補助業務を担い、将来、設計者やオペレーターの管理業務をめざす方を合格者像としています。